2023年2月10日 農福・地域ブランドセミナー実施

目的

目的は農福連携による大月市の地域ブランド構築を目指し、セミナーと
グループディスカッションを通じて新しい価値の創造と地域課題の解決を図る。
そして、農業、福祉、スポーツを融合した時代の流れの中で考える。

ご案内

セミナーの内容

1.進め方

詳細は、PDF を御覧ください。

2.ディスカッションの結果例(第3班)

約12人3班に分かれてグループディスカッションを行い、具体的な
ブランド品を創出して、セミナーの内容をより深く理解致しました。

予定は2時間としましたが、ディスカッションが白熱して、3時間となりました。

主催者としては、各ジャンルの方々の交流ができたこと、問題点を共有できたこと、
具体的なブランドが出てきたことなどです。

3.終了後の感想

A様
『昨日は、上記セミナー開催お疲れ様です。
 集まっていただいた方々で市会議員が多く参加され、興味を引く
 セミナーと感じました。
 何か地域おこしをしなければとの思いは皆さんあるのだと感じます。
 自分の考えとしては食品に特化したブランドづくりとは考えてません
 でしたので的が少し外れました、。
 ただし竹林被害が取り上げられ、参加者と共有できたことは良かったです。
 大月「浅利竹の会」では、自分の身近な地域の活性化が出来ればとの思いは
 ありました。
 竹による被害が少しでも解消され、汗をかいた後に飲めるビール代ぐらいが
 稼げれば良しと考えていました。
 作業をする人材不足や実施に伴う資金などいろいろ問題は抱えていますが
 福祉の方々とのコラボなど良いアイデアを頂けました。
 出来ることから実行していきます。

H様
『本日は、令和ビッグムーン(大月市)プロジェクトに参加しました。
 非常に珍しく、妻と農福連携での地域おこしのワークショップです
 3グループに分かれグループワークを実施、玉ねぎ・タケノコ・大麦それぞれの
 食材をどうするのか。
 アイデアが出る出る。
 良い勉強会でした。
 私のグループは、タケノコでした。竹の可能性を多いに実感した時間になりました。  
 大月市で抱えている課題をああ言った形で考える機会は、地元の人達にも良い
 刺激にもなったのではないでしょうか。
 また機会がありましたら、宜しくお願いします。』

今後の進め方

今後の進め方は、それぞれ3グループで出していただいた課題を支援しつつ、共通したか課題を
一つ一つコンサルタントの力を借りながら、実現可能な「人・もの・金・情報」にまとめたいと
思います。

まとめるに当たっては、今後更にいろいろなジャンルの方々と交流をし
実際にもの試作したりしながら、試行錯誤していきたいと思います。

第一弾として下記試食会を開催致します。

まとめ

2024年2月10日に大月市民会館で開催された農福・地域ブランドセミナーは、地域活性化を目指す重要なイベントとして、40名の参加者を集めました。この中には、市政に影響を及ぼす8名の市議会議員も含まれており、地域の将来に対する強い関心と期待が示されました。セミナーは、令和ビックムーンプロジェクト準備会(代表溝口雄二)が主催し、地域ブランディングの専門家、株式会社エススリーブランディングの川田勝也社長を講師に迎えました。
川田社長は、自然栽培パーティ、ジャパンフーズプロジェクト、沖縄クラフトラボといった多くの成功事例を通じて、農業と福祉の連携による地域の活性化を促進してきた実績を持っています。セミナーでは、農業、福祉、スポーツを融合させた新たな地域活性化のアプローチを提案し、これらの分野がどのように連携して地域社会に貢献できるかについて、参加者と共に考えました。
川田氏は「地域の課題解決に価値を認める時代」というテーマのもと、SDGsの普及や、社会貢献度を評価基準とする金融機関の融資条件の変化に触れ、大企業だけでなく中小企業も社会貢献を意識する必要があると強調しました。また、「大月市で地域おこしに取り組む際は、『めんどくさいこと』や『無理だろう』と思われる課題に挑戦することにこそ、大きなチャンスがある」というメッセージを参加者に伝えました。
セミナー後のワークショップでは、参加者が3つのグループに分かれ、地域の課題解決をテーマにブランドコンセプトを考案しました。各グループは、「地域の課題解決に役立つ食材を一つ選び」「その食材を使用した加工品を考案し」「その加工品を農福連携で取り組む際の課題を挙げる」という3つのお題に取り組みました。このプロセスでは、玉ねぎ、大麦、竹といった地域資源を活用した加工品のアイデアが出され、それぞれジビエ肉の玉ねぎ塩麹料理、クラフトビール、竹細工といった革新的なプロジェクトが提案されました。
特に「クラフトビール」プロジェクトは、大月市産の無農薬無肥料の大麦を使用し、山梨県産のホップと組み合わせて数量限定のビールを製造するというもので、参加者から大きな注目を集めました。このプロジェクトは「ハッピースマイルビールプロジェクト」と名付けられ、生産は小規模な醸造所に委託する予定です。川田氏は、このような挑戦的で革新的なアイデアが「無理だろう」と思われるからこそ魅力があり、地域の活性化につながると強調しました。
このイベントは、地域の潜在的な資源を活用し、農業と福祉の連携を通じて新たな価値を生み出すことの可能性を示しました。また、地域ブランドの構築という観点から、地域おこしにおける新しいアプローチを模索する場となり、参加者にとって有意義な機会となりました。今後の大月市の発展に向けたワクワクするような展望が開かれたこのセミナーは、地域社会に対する新たな貢献の形を提示し、参加者に強い印象を与えました。